兄弟のいる家庭での春休みは、兄弟げんかはもう、3度の食事と並ぶレギュラーメニュー。
今日はタブレットを巡ったトラブルがおきました。
登場人物は、次男(新4年生)と末っ子(新1年生女子)。精神年齢、ほぼ横並びです。
リビングのソファーに置いてあったタブレットを、自室から降りてきた次男が使い始めると、
近くにいた末っ子が「ぐぅぅぅ」と怒りを露わにしながら泣き始めます。
それまで末っ子が動画を楽しんでいたのですが、どうやら横取りされたような感じではない。
なのにめっちゃ怒ってる〜
動画もっと見たかったのかと察した夫が、別のタブレット(我が家では3軍扱い)を出してきて宥めようとしますが、ちっとも末っ子は泣き止みません。
泣き続ける妹を横目に、次男はゲームを続けます。
まぁ、末っ子はもうたっぷりと試聴していたし、次男が強奪したわけではないので、次男を咎めるのもちょっと違うなぁと。
ただ、もう昼に近い時間なのにパジャマ姿でタブレット遊びは(私としては)許せなかったので、「着替えなさいよ!」と言いました。(それでか、拗ねてまた次男は自室へ)
ゆっくり聞いてみたら…
それでもまだ、末っ子号泣。代わりのタブレットがあればいいってもんじゃなさそう。納得いかない何かがあったかな、と考えました。
とりあえずなく末っ子を抱っこしてましたが、一向に泣き止まず。。。
「なんか、嫌だったんだなぁ。」「悔しかった?」(感情に寄り添います)
そう聞いて、背中をさすっているうちに、泣き声は小さく、呼吸も安定してきました。
「取られちゃったの?」 「ううん」
「使ってた?」 「ううん」
「じゃ、無理矢理取られちゃったわけじゃ、ないんだね」 「うん」
「ママがやって、って言ってたことやってたら、取られた」
oh~
確かに、そのちょっと前、電動鉛筆削りで削りまくった末っ子の鉛筆が散乱していたのを片付けてもらっていました。
末っ子にしてみれは、ちょっと置いておいただけで、また見始めるつもりだったようです。
その、ちょっとしたスキに次男がやってきたのですね〜
言われたことをやってただけなのに、取られた!
そこが納得できなくて泣いていたんですね。
「なるほど、そっかー、まだ見ようと思っていたのに取られちゃったから悔しかったんだね」
「あと何分見ようと思っていたの?」 「長い針が7まで」(その時すでに長い針は6近く)
「じゃ、(そのまま見られていたら)あと15分くらいだったね。今絡み始めて、長い針が10まで見たら交代にしようか」
「うん、わかった」
というやり取りで、もう気持ちは切り替わり、自分で時間を見て兄に交代できました。
次男のフォローにも行きましたが、本人そんなに怒ったり拗ねたりする様子はなかったので、「50分になったら代わってくれるって」とだけ伝えておきました。
あんまり妹が泣くもんだから、気が引けていたのかもしれませんね〜。
大人はついつい、早合点して解決しようとしちゃうけど、それを受け入れてくれないこと、ありますよね。
よくよく話を聞いてみたら、子どもの心に引っかかっていることって大人の見立てとはズレていることも多いですね。
なんか面倒だし泣き止むまで放っておこうかとも思いましたが、やっぱり寄り添って聞いてみて良かったなと思ったエピソードでした。