講座を受けてくださった方によく感想としていただくのが、「たくさん勉強されているんですね」という言葉。
謙遜するのが惜しいくらいに、本当に勉強しています!
そう、勉強は無限にできます。
自分にはない考え方、世界を知ることができるのが本当に楽しいし、
私もそれを知ったら今よりもっと誰かのお役に立てるかもしれない!という思いが私を動かしています。
でもね、いくらテクニックや知識を増やしても、うまくいかないことがありました。
きっかけは、長男が学校に行けない日が増えてきたこと。
長男の良さ、資質をうまく生かせる場所、方法がないのかと、たくさんの本を読み、強みをみてもらう講座にも参加したり、私なりに動きました。
目次
なんとかしなきゃいけないのは長男じゃなかった
でも、行き着く先は結局、私が母としてどれだけ自信や信念を持って長男と関わっていくか、という点でした。
知り得たいろんなアプローチで長男と話をしたり、環境を変えようとしたりしましたが、
常に「これで本当にいいんだろうか」という不安、迷いが私の気持ちの奥底に渦巻いていました。
そんな中、自分がHSPだと気づいたり、「バランス」という強みがあることを知ったりする中で、
結局自分のことを信じていないのに、誰かに自信を持って伝えることも、心を動かすこともできないんじゃないか、と思ったわけです。
「私は私の良さを活かして生きていく姿を長男に見せていくしかないんじゃないか」という方向が見えました。
そこから先は、ひたすらに「私」に向き合いました。
私は何を持っているのか。(内面的にね)
何が好きで、何がしたいのか。
どう役に立てていけるのか。
どんな方法を使えば私の良さを活かせるのか。
誰の役に立てるのか。
徹底して自分について考え続けました。
自分の気持ちをあきらめなくなった
生きていく中で
「どうせ私の意見は取り入れてもらえない」
「この場が良くなるなら、自分の考えや気持ちは捨てる」
「自分の意見を押し通したところで場が気まずくなったら嫌」という考えと行動パターンがいつの間にか染み込んでいったように思います。
「バランス」の強みを見つけていただいた講座では、相手の希望を受け入れつつ、自分の希望は捨て台詞のようにでも言っていくといい、という助言もいただきました。
誰かと誰かがうまくいく、だけでなく、自分の気持ち・希望もその中に入れて調整するのは勇気のいる作業でした。
なので、まずは誰かに影響のでない範囲で自分の希望は自分でちゃんと叶える回数を増やしていきました。
家族の中で自分だけが好きなものでも選ぶ、
誰かのおすすめじゃなくて、自分の気持ちが惹かれるかを基準に選ぶ、
そんな些細なことだけど、自分が自分にOKを出すって、意外と嬉しいんだって気づきました。
活動を広げる中で考えたこと
こんなことを考えながら、地域の人の子育て支援活動に講師として参加させていただいたり、オンラインで情報を発信したりする活動を増やしました。
「自分とは」を語る機会、聴いてもらう機会も増えていきました。
特にポコアポコカードの講師としてステップアップしていく過程では、
「全国にたくさんいる先輩講師の中でも、私にしかできないこと、私にしか伝えられないことは何か」
「私の講座を受講するメリットとして何が提供できるのか」については相当考えました。
そんなことを考えながら活動の場、内容を広げていく中で
私が「これは良い!」と思った、その感覚を信じる。
私ができることを100%したら、それをどう受け止めるかは相手に任せる。
私は、たくさんある考え方の1つを伝える提案者としていれば良い。
という講師としての方向性を見つけられました。
段々と、伝える時に一本、しっかりした筋が通るようになっていったように感じています。
信念、というのかな。気迫??
我が子達に対する関わり方も、まだ迷うことはありつつも、良いと思ったことは、強い思いを持って伝えられることが増えました。
自分が変わるしかない、と思ったら
相手へのアプローチをどれだけ工夫したところでうまくいかないことが続くと、「自分が変わらないと」と、いうところに行き着くと思います。
そこでやってみて欲しいのは、
自分の気持ちに気づくこと。
大切にしたいことを信じること。
相手に合わせて変えるのは、信念ではなく、伝え方、相手を理解するための視点であること。
「私がいうんだから、大丈夫なんだよ!」って真っ直ぐに言われたら、信じる他ないんだから!
周りの人との関係性で悩んでいたら、周りに対するアプローチだけじゃなくて、自分は自分を大事にできているかを、考えてみてもらいたいなぁ。