チームの中でどう存在するか

最近、「The First」と言うボーイズグループのオーディション番組の沼にハマっています。

主催はAAAのメンバーでもあるSKY-HIさん。

同世代(ちょっと彼のが若いけど)、若い世代の育成、と言う点で惹かれることが多く、彼の発言を読んだり、聞いたりする機会が増えました。

そこで考えているのが、「チームの中でどう存在するか」と言うこと。

詳しくはぜひ番組なり動画を見ていただきたいのですが、

彼はオーディション参加者(ボーイズ)たちをグループにわけ、作詞・作曲・振り付けを制作して発表するように課しました。

一般的にオーディションといえば自分が合格したいために参加しているわけで、ライバルは蹴落とす方が自分には有利なわけです。でも、SKY-HIさんはそうはさせなかった。楽曲をより良いものにしていくために、自分には何ができるかを徹底して考える、そのスタンスがあるかどうかを重視していました。

お互いのいいところをどう活かしていけるか、

お互いの欠点を、どう補い、指摘しあってよりよくしていけるか。

それが躊躇なくできるかどうかは、仲の良さもあるだろうけど、結局は何を目指すか、そこが具体的であり、メンバー全員に共有されていることが大前提です。

メンバーへの厳しい意見も、作品のためなら、指摘に納得できることの方が多い。

それは、単なるダメ出しや、相手を蹴落とすための発言ではない、と言う共通理解と

メンバーに対するリスペクトと、信頼に基づいています。

「あなたのここは素晴らしいから、ぜひ活かしていきたい。あとここをもう少しこうしたら、全体がもっと良くなる。そのためのサポートはみんな全力でする」

そう言うメッセージは、お互いに絶えず発信していかないと、チームとして破綻していくんじゃないかな。

前後の文脈がわからないと、伝わらないかなとも思うのですが・・・

エンターティメントの世界だけじゃなくて、人と人が関わる時に本当に大切なことだよな、と感じました。

保育も、全ての職員のチームワークは子供にとってとても重要な環境の一つです。

今日の、この場所での保育で何を一番大事にするのか。それを共通認識として持っていないと、それぞれの価値観で「ここはこうした方がいい」と指摘されても、相手はピンと来ない。

私は職場では先生をサポートする立場です。

保育の中心になる先生がよりスムーズに動けるサポートを考えつつ、私は自分の良さである1体1の関係に関しては丁寧にやっていってみようかな。

どんな場面でならその先生の良さが発揮できるのか。そんな時に良さが発揮できなくなっちゃうのか。

子ども達に対しても、そうですね。
お友だちとの関わりの中で、その子の良さが発揮できるような声かけができたらいいな。

自分の良くないところを指摘されて機嫌を損ねちゃう人、ダメ出しばっかりで「ならどうしたらいいか」を一緒に考えられない人って、一緒にいてもしんどい。

私も、気をつけていかなきゃな、と思った次第で。

兎にも角にも、SKY-HIさんの、ボーイズ達に対する配慮には学ぶところが多いです。

The First で検索してみて!