子どものためと思っていたのに逆に傷つけてました
子どもと一緒にいて、感情が爆発しそうになった時、どうしてますか?
私は家でイライラすると『ちょっと今あっちいってて!』って子どもに言ったり、自分から離れて、別室にこもってクールダウンしたりしていました。
何にイライラか。
『子どもはこうあるべき』『こうあってほしい』(早寝早起き、とか、やるべきことは先に済ませる、とか、整理整頓、とか。) という思いと現実のわが子の姿との違いに対して。
イライラの構成は情けなさもどかしさ悔しさ。 これ以上子どもといるといつまでも小言をいったり果ては手が出てしまう そういうことへのブレーキのつもり。子どもを守りたくて。
でも、それは子どもには正確には、伝ってなかったんです。
『親にあっちいってて!と言われる
=うざい 消えてほしいと親に思われている』と長男は考えていたと知りました。
だから、それは違うよ、ごめんなさい、と伝えました。それは悲しすぎる。
遠ざけたかったのは、 理想の『親としてこうありたい』『こうしなくちゃいけない』という、親の姿と現実の自分の姿との大きな違いへの イライラする気持ち情けない気持ち悔しい気持ち だったんです。
でも、気持ちを離すことは出来なくて物理的に子どもを遠ざけていただけ。 伝わらなかったのは、自分の思いが正確に伝わってるか自信がなくて、いつまでもくどくどと話してしまってたからだと気付きました。
自分が子どもの時、それなりに叩かれて(お尻だけ)でもなぜ叩かれたか覚えてなくてまた怒られて それが嫌だったから同じことはしたくなかったけど、気持ちが高ぶると言葉もうまく出てこない。
いろんな本読んで自分なりに試してみて、でもうまく伝わらなくて、子どもには変化が見られなくて、何とかしたい気持ちが強すぎて結局叩いてしまいそうで。叩いても伝わらないって、わかってるのに。
だから、ごめん、間違ってた。あっちに行ってほしいのは、君たちじゃなくて、イライラする気持ちの方だった。
なのに親と離される=親に嫌われてる にしてた。
それじゃ、自立とか自信とか無理な話よね。 親にしがみつくように仕向けてたようなものだった。
やっぱり長話になったけど、 自信のなさや、もどかしさを話す私に
長男は優しく私の手を握り、頭を撫でてくれ、
末っ子は私と一緒に泣いてくれ、
次男は『あっちいけ、だけじゃわからないよ。あっちいけ、っていう前に、イライラの気持ちあっち行け!って言えば良いんだよ』と、冷静にアドバイスをくれました。
ありがとう。 私は3人を愛している、とはいっても育て方には自信がない、3人には幸せに生きてほしいと想っているんだよ。 と、最後に伝えました。
その言葉、伝え方が良かったのかはわからないけど、一番ストレートな気持ちだったから。
迷いを悟られたくなくて強く言ったり脅すようなこと言ったりしてたんだなぁ。
もう、あっちいってて!って言いたくない。
優しく握ってくれた長男の手と心はとても柔らかくて温かくて私の心を柔らかくしてくれて余計に泣けました。
触れるって、一番深いところの気持ちが伝わる。 暑さと夏休み疲れのせいかな。