言いたいことがなくても使えるのがポコ。

悩み相談、とか面談、とかって、ある程度話すテーマや解決したいことが決まっていたり、意識下にあったりして、それに対して解決していくために話す、というイメージありませんか?

私も子育て中に何度か受けた定期検診で、「育児相談は必要ですか?」「困っていることはありますか?」って聞いてもらいました。
でも、その度に、「あー。。。大丈夫だと思います。」って言ってきた気がします。

唯一、次男が生まれた後の3ヶ月健診あたりで、「結構しんどいです」と伝えたことがきっかけで「じゃ、育児相談受けていったら?」と半ば強めに勧めてもらったおかげで、育児相談(カウンセリング?)を受けたことがあります。

何を話していいのかわかんなくて、とりあえず聞かれたことに答えたり、1日をどんな感じで過ごして、それをどう感じているか話していったような気がします。(なんせ10年前だし怒涛の日々過ぎたので記憶から消えている)

そこで初めて、人前で泣いたような・・・

その後は市の育児面談につないでもらい、市の職員さんと月に一回くらいのペースでお話をしました。

その日までは、「これも聞いてもらいたい」「このこと話したいな」って思うのに、面談になると頭から飛んじゃう、あの現象はなんというんでしょう?
でも、誰かと定期的に会う、っていうそれが、私にとっての命綱だったような気もします。

イヤイヤ期ど真ん中の長男と、生きること全てに大人の手が必要な次男を相手に、地獄の昼間を過ごしていたあの時期は本当に、なんというか、とんでもない毎日でした。

あの時の私に、ポコでお話聞いてあげたい(笑

「こうしたらどう?」「こんな方法もあるよ」ってたくさん教えてもらった気もするんだけど、
新しい方法を試す、とか、それまで出来なかったことをしてみる(定期的に遊び場に通う、とか)って、それなりにエネルギーが必要なんですよね。

だから結局、「そりゃ、出来たら苦労ないぜ・・・」って、そっとそのアドバイスは心のタンスに仕舞われるわけです。(親身になって教えてくれたのにごめんなさい)

ポコアポコカードを使ってお話しするときは、「その時の気持ちに寄り添う」「その人の中にある、その人だけが見つけられる答えを一緒に探す」みたいなことを大切にしていくので、ドラマティックに展開していく能力開発系のセミナーみたいな「なんか新しい衝撃!!」のような刺激はないかもしれません。

優しい絵が癒し。

これまでを振り返ったり、自分の気持ちに沿って選んだ絵を見ながら、「こうだったらいいな」という願いと、「でも今はこうなんだよな」や「今できていること」「今の私にあるコト」を客観的に見つめて、その人の中にある宝ものを一緒に探していくようにお話を進めていきます。でも、そんな派手さのない会話の中に、きっとヒントにつながるタネや、芽があるのだと、私は感じています。

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