お兄ちゃん という葛藤

2月はじめに、末っ子が1才のお誕生日を迎えました。

ちょうど一年前の今頃…
Facebookにこんなことを投稿していました。

長男がゆえの我慢について。

3人目が産まれ、はや2週間が経ちました。
この2週間で、長男は長男がゆえの我慢がありました。

出産後も普段通り幼稚園に行き、病室にいてもクール。
ほぼ1年ぶりに会った祖母と二人きりで習い事にも行った長男。

一方で、習い事をすごく嫌がり、入院中病室に遊びに来ては「ママに会いたかったよー」「帰りたくない」と何度も言う次男とは、正反対の態度でした。

ところが先週の月曜日、夕飯時に「足がいたい」と長男が訴えるので、
(末っ子が寝てるうちに夕飯済ませたいなぁ)
と思いながらも、痛いと言う左足をマッサージ。

ある程度マッサージして落ち着いたところで食事を始めたものの、
やっぱり「足が痛くて食べられない」と言い、
食事もそこそこに横になる長男。

私はご飯をかきこんで、改めて長男の足をマッサージしようとしたら、さっきは痛くないと言っていた右足を差し出してきました。

「あれ、痛いのこっちだった?」
と私が聞くと、
「あれ?不思議だなー、こっち治って今度はこっちが痛くなった!」
と笑いながら話す長男。

「それってさ、マッサージして病なんじゃない?」と聞くと、イタイとこ突かれた!と言わんばかりの照れ笑い。

こりゃ相当気持ちがたまってるな、
と感じたので
「我慢しすぎてない?大丈夫?」と言うと、
「そんなこと言われたら涙出ちゃうよ~」と、長男は本当に涙ぐんでしまいました。

(デトックスしてあげなきゃいかんな~)と感じ、
入院中からその日までの長男の行動から

「ママ帰ってこなくて心配したね」
「ほんとは会いたかったよね」
「○○(次男)みたく(病室から)帰りたくないって言いたかったけど言えなかったよね」
と代弁していくと、

ウワーンウワーンと声をあげてぼろぼろと長男は泣きました。

本人の口からも、
(私がお産で入院中)パパと私の両親と夫の母が同席したランチで、いつもと雰囲気が違って不安だったこと
(おそらくは母も義母も久しぶりに会って緊張していたのを感じたのでしょう)

「ママ病院でどうしてるか心配だった」ことが出てきました。
ある程度出たかな、と思った頃に、
「言ったらダメかなーって気持ち飲み込まないで、とりあえず言ってみてね」と伝えました。

そこからは、子ども3人の要求に板挟みになるわけですが、それでも、お兄ちゃん的な役割しすぎだった長男が、空気を読みすぎず自分の気持ちをとりあえず口に出せるようになったのでちょっと安心しているところです。

次男のストレートすぎる赤ちゃん返りもなかなかなものですが、長男がお兄ちゃんではなくいられるようにしてあげるのもなかなか難しいなぁ、と思った2週間でありました。

何かの本かサイトに書いてあったけど、長男長女って、「自分が我慢すればうまくいくことが多い」と感じる経験が増えていくんだよなぁ、と自分の人生を振り返って改めて気がつきました。
長男を慰めたと同時に、自分も慰められました。
こんな感じで3人の子育てスタートしてます。3人、悪くない♪

あれから一年…

無我夢中で3人の子育てをしてきました。
体力的に辛いことは多いけど、
子供たちの成長に励まされながら
私も子供たちに育ててもらっているなぁ、と改めて感じます。

と同時に、お兄ちゃんたちのサインにどれだけ気付けていたかなぁ…と反省しています。

子供の心に寄り添うには、自分の体と心の柔らかさが欠かせませんね。

私も、もっとパパにタッチケアしてもらいます。

この記事が、兄弟育児真っ最中のお母さんお父さんへのエールになればいいなぁ、と思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。

心のふれあいで、家族に優しい時間がうまれますように。