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子どもにとってポコアポコカードで話す、とは、何が良いのか。
というところで私が使って感じていることを書いていきます。
言葉じゃなくても伝えられる
『あなたが今思っていることを話しましょう』と言われたら大人は、いろんなことを回想しながらそれなりに話せる人が多い…ですね。
一方で子どものうちはまだ語彙力が乏しくて自分の考えや 感じていることを的確に言葉にできなかったり、
話す内容そのものも浮かんでこないこともあります。
そんなところを助けてくれるのが、39枚のポコアポコカード。
カラフルで優しくて見る人がいろんなイメージを投影しやすくて 、
しかも、カードを使っているときは考えを否定されない、という保証付き!
選んだカードを見ながらお話をするので、子どもには「自分のことを見られている(観察されている、評価されている)」というプレッシャーを感じにくくなり、感情を打ち明けやすくなるのです。
感情には、ネガティブなものもボジティブなものもあるけれど
ダメな感情、正しい感情なんてない。
そこを大切にします。
言いたいことを聞いてもらえた、という満足感
そして、もうひとつ。
話す人が、スッキリして心地よくなること。
大人がよくやってしまうのが『聞き出す』こと。
このカードは、大人が気になることを聞き出して大人が『あー、スッキリ!』というためのツールではありません。それじゃ、まるで尋問。こわっ
大学の、学校カウンセリングの講義でも『傾聴』ということを何度も教わりました。
ポコアポコカードは、子どもの何かを判定したり大人のもやもやを聞き出すよりも
子どものモヤモヤが言葉になって絵や色になって、外に表れることで、子どもが スッキリして聞いてもらえて嬉しくなる。
今の自分に気がついて大切に思える。
そのお手伝いをしてくれるカードなのだと思います。
話してくれる人、になるための講座
子どもは 自分の話を聞いてくれる人が大好きです。 信頼します。
また話そう、話したい、と思います。.
よくわからない人に深い悩みは話しません。
子どもは、大人をよく見ています。頼りない人に、重い話はしません。
子どもが悩みを打ち明けないなら、あなたがそれに値しないだけかもしれません。厳しい言い方だけど。
子どもがツラい胸のうちを出せる相手は、一人いたらなんとかなります。
あなたが、その一人になってほしい。
そう思って、ポコアポコカードを広める活動をしています。
広めたいのは、カードそのものではなく相手に寄り添いまるごと受け止め、その人の可能性を信じて応援しましょう、という考え方です。
そこを大切に、リードインストラクター養成講座を開催しています。
触れ合いで、心と心が優しくつながりますように…