HSPメッセンジャーの活動も始めます

HSPについて学びました

連休中に、HSP未来ラボ(大人向けコミュニティ)・感性キッズ(子どもと親向けコミュ二ティ)主宰の皆川公美子さんが開催している、HSPメッセンジャー講座ベーシックを受講し、HSPの理解やHSPの横のつながりを提供する「HSPメッセンジャー」となりました。

講座の概要に皆川さんもお話されていますが、この講座は対話が大切。
HSPに関する書籍は、この数年で爆発的に増えました。YouTubeで解説しているタレントさんもいます。
だから、自分で調べたり学んだりすることは可能です。
でも、私ひょっとしたらHSPなんじゃないか、とうっすーら感じている時に、似たような感覚の人と話をしたり、経験を聞いたりする機会って、少ないのです。だって、非HSPの人に自分独自の感覚を話しても「・・・考えすぎじゃない?」「ちょっと謎」「あー、心配性だもんね」とか言われ、ショックを受ける経験を少なからずしてきているんだもん。(万が一交流の場所を見つけても、なかなか参加する勇気の出ないHSPさんも多いかな)

私がHSPだと腹を括った話

この言葉と出会ったのは、長男の学校での生きにくさを感じたから。
色々調べて、発達障害かな、なんて思っていてHSCという単語にあたり、「あれ、これかも」って。
ついでに自分もチェックしてみたら、「私もか!」ってw

でもね、「そうなのかも」「でも違うかも」って何度もチェックリストをやってみて、でもなんか確証がなくて、モヤモヤしていた時期がありました。

で、ある時オンラインの強み発掘お茶会という集まりに参加して「あなたHSPよ」って!(爆)

第三者から見てそうなら、もうそうなんだろう(妄想じゃないよ)と腹を括りました。
そうすると、今まで自分が抱えていた自分自身への違和感にも、いい意味で開き直れるように変化していきました。

HSPだって他の人に言えるようになったら今度は、身近な人から「私もそうかも」「うちの子そうかも」と話してくれるようになったのです。なんだ、意外にいるんじゃん!って驚きました。

そりゃそうだ、だって人間にも20%いるんだもん。30人学級なら、クラスに6人はHSPの特性を持った子がいてもおかしくない。

でも、それが見えにくいから、不安だし、孤独なんですよね。

講座で感じた「HSPの多様性」

今回皆川さんの講座に参加して、「対話」をたくさんしました。もちろん緊張したけど、本を読むことではわからなかったことを学ぶこともたくさんありました。

HSPの中でも、五感からの情報処理が深い人、目の前の人の感情に共感しやすい人、物事の本質を大切にする人などいろんなタイプの人がいる、ということも新しい気づきでした。

内観によると、私は、感覚系と共感系がメインで、どちか、もしくはどちらもが抑えられる状況では洞察系を発揮させているようです。

例えば、フィールドワークでは入ってくる情報が多くて、あまり理論的には検証できないのですが、文献研究だと文字からの情報は必要最小限の感情を処理すれば良く、その分本質を考えたり、深く考えることができる、ということに気づいたんです。

この○○系、について講座の中で少人数でのお話タイムがありました。それぞれの経験をシェアしたことで、年齢や、相手、状況によっても、どの特性が強く出るのか変わってくるよね、と理解が深まり、色々が腑に落ちました。

今後の活動について

しばらくは、タッチケアやポコアポコカードの講座をご受講でHSPに関心や心当たりのある方に、必要な情報をお伝えすることを中心にしていきます。

いつかは学校で保護者の皆さんや先生(HSPでも非HSPでも)に向けてもお話ししたいです。

敏感なことが理由で学校という社会にフィット出来ない子が、発達障害と間違われ、適切でない支援が行われることがあるからです。実際、負荷のかかった環境下では見分けがつきにくいこともあります。私も我が子を何度も発達障害かもと思いました。(その話はまた記事にしようと思います)

もしかしたら本当に発達障害かもしれません。その判断材料の一つとして、HSPについて知っておくことは損ではありません。

ご自身やご家族について改めて考えるきっかけを提供できたら、そしてそこからより良い関係性が築けるのなら、こんなに嬉しいことはありません。

HSPについて

Highly Sensitive Person。
以下の4つの特性全てに当てはまるのがHSPである、とアーロン博士が定義しています。

D(Depth of Processing 処理の深さ)、
O(Overstimulation 刺激に過敏)、
E (Emotion Reactivity/Empathy 情緒的反応/共感性)、
S (Sensing the Subtle 些細なことにも気付く)

「敏感すぎる私の活かし方」エイレン・N・アーロン著 2020年

脳の扁桃体の働きが生まれつき強いなど、神経系の処理に特徴があり、目の色や血液型のように、本人にはどうすることもできないことです。病気ではありません。ただ、刺激に対する反応の強さや感じ方というのは他者との比較が難しく、また言語化するのも難しいため、同じ感覚を持たない人からは理解や共感が得られにくいことが、HSPへの誤解や本人の生きづらさにつながっていると私は考えます。

あらゆる生き物の20%に存在していて(例えば犬や馬、猿などにも存在するのです)、種が生き残るためのブレーキ役、とも例えられます。
どちらが優れている、とか、良い、という比較の土俵にあるものではありません。その特徴を持った人には、その特徴を活かした役割がある、ということだと思います。
より詳しい説明は、ぜひアーロン博士の著書をあたってください。

「敏感すぎる私の活かし方」「ひといちばい敏感な子」、他にもHSPの恋愛についてなどがあります。