私の保育観をお話します
私が保育で大切にしていること、私らしさを発揮できるなと感じていることは、「1体1で丁寧に子どもと関わること。」
私が勤めている預かり保育の時間は、慣れ親しんだ担任の先生やクラスのお友達ではなく、預かり保育専任の先生、預かり保育に参加するお友達みんなと、預かり保育のお部屋(普段保育で使うこともあります)でお迎えの時間まで過ごします。
この時間は、お迎えが来るまでの間、お友達が安心、安全に過ごせるように環境を整えることが役割の一つです。
たまに預かり保育にくるお子さんは、普段と違う環境に不安になるのは当たり前。慣れている子は積極的におもちゃで遊んだり、預かり保育でのお友達関係で遊びが始まったりしているので、余計にアウェイな感じで圧倒されてしまうのです。
それは、どのお友達でもありうること。慣れている子でも、仲良しのお友達が預かり保育に来ていない日はどこか所在なさげなことがあるんですよね。
そんな背景があるので、私はお友達がリラックスしたり、ほっとしたりできる存在でいることを意識しています。
メインの保育時間のような細かい時間の区切りがないし、チームで保育しているので、職員に余裕がある時には一人のお友達と丁寧に関わることができるのが、この時間のいいところ。その子の不安や困りごとには、丁寧に関わり、寄り添うことを心掛けています。
余談ですが、その日の服の色も、週の中頃には時間が長く感じない青系、週末はリラックスできる緑や、温かみが感じられるピンクを選ぶようにしています。
と、ここまで文章で説明してきましたが、どこまで伝わったでしょうか。
ポコアポコカード(色彩心理学を用いたコミュニケーションカード)で表現すると、この1枚がピッタリだなと感じました↓
いかがでしょう?
緑とピンクの優しく温かな色、そして、まぁるい感じ。
色は、私の中にあって、不安な子に伝えたい雰囲気。
二つのマルの距離感は、私とその子との距離感。ふとした瞬間、おうちが恋しくなったり、お友達とのやりとりが上手くいかなくてモヤモヤしちゃった時、
こんな風にちょっとくっついて、また元気に遊びに行けるような、そんな大人でいたい。
それが、私が保育で心掛けていることです。
そのために、タッチケアがとても役立っています。タッチケアを学んだからこそ、1対1での関わりに自信が持てるようになったのだと思います。
個別に丁寧に関わった子が、何度か来るうちにお友達と過ごせる時間が増えたり、自分で遊びを見つけて夢中になっている姿を見ると、嬉しいですよね。
「チームの先生たちとの関わりで意識していること」をテーマにしたら、また違う一枚が選べそうです。
先生たちの、子供との関わりの根幹には、「こうしたい」「こうなってほしい」という願いや、大切にしていることがあるはず。経験した年数、園の規模、担当する学年、年間の時期によっても、変わるかもしれませんね。
保育者としてどうありたいかがわかると、それに必要な技術や知識が何かに気づけることもあるかもしれません。
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カードをお持ちであれば、ご家庭や職場でお使いいただくことができます。(無料イベントに限ります)
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色彩心理について知っていると、保育での環境づくりにも役立ちますので、ぜひ講座をご受講ください。