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どんな気持ちの時ハイタッチしてますか?
我が子にも、保育園でも、私は子どもとハイタッチするのが好きです。なんなら先生ともハイタッチしたいくらい好きです。あなたはどんな気持ちのときにハイタッチしたくなりますか?
- 私も嬉しい!
- おめでとう!
- よくやった!
ホームランのあとのチームメイトとのハイタッチは、本人も嬉しそうだし、チームメイトも自分のことのように嬉しそう。(そりゃ所属チームが勝利に近付けば自分が嬉しいのは当たり前ですが、チームメイトの成功を認める気持ちがないと、笑顔でのハイタッチは難しいでしょう。) 試合の後の、相手チームとのハイタッチは、お互いの健闘しを称えあっていることが見ている側にも伝わります。ハイタッチをしたいときは、相手への肯定的な気持ちが溢れている時ではないでしょうか。
子育て中の日常生活では、こんな場面もハイタッチのチャンスです。
- 歯磨きが出来た!
- ご飯を食べられた!
- 苦手な野菜にチャレンジしたね!
- 勉強終わったね!
- ここまで諦めずによくやったね!
- 楽しく遊べたね!
- 元気で良かったー!
などなど。嬉しいね、私も嬉しい!と、気持ちをシェアすることは、一体感を生み出しますね。
10の誉め言葉より1回のタッチを。
2歳くらいの子のお着替えの場面はこんな風にスモールステップでタッチ。
- 着替え、持ってきたね!(タッチ)
- 長袖脱げた!(タッチ)
- ズボン脱げた!(タッチ!)
- (この辺りから、調子が上がってきてタッチを忘れて取り組む子が多い)
- 全部お着替え出来た!(タッチ)
- (途中で『手伝って~』になったら、ここまで出来たことにタッチ!して、お手伝いするのもいいと思います。
年齢が低いほど、行程の多い活動を続けるには集中力と根気が必要です。1つの活動をスモールステップに分け、その都度タッチすることは、『きみの頑張りの一つ一つを見ているよ!』と言うメッセージとなり、やる気に繋がります。また、『なんかスゴいことをしている気がしてきた!』と気持ちが盛り上がる子も多くいます。
ハイタッチは、その子の存在まるごとや、その子の行いを『肯定する』メッセージを伝えることも出来ます。子どもの良かったことを言葉であれこれ誉めるより、『言えたね』『行けたね』と、行いをただ認めることで十分に子どもの自己肯定感が育つ、とはよく言われる話です。
ハイタッチは一対一
ハイタッチの良さは、一瞬でも確実に一対一の時間が作れること。何かしながら、ではハイタッチは出来ませんよね。相手と向き合い、目と目を合わせ、両手(もしくは片手)を合わせる。そしてそこには必ず、称賛や感謝の思いが伴うのです。大好きな人が、自分だけを見て、しかも誉めてくれる!こんな幸せな瞬間、嬉しいですよね。
保育の中でのハイタッチ
次男が1年生の時、『学校で先生が、おはよう!っていつもタッチしてくれるのが、スゴく嬉しいんだ』と話していました。これをきっかけに、私は保育園の子達とも『おはよう~』のハイタッチをしています。(嫌がる子、嫌がるタイミングには気を付けています。)
ハイタッチを返してくれる力加減、表情は、その子の今の気持ちや体調を推し量る材料となります。子どもからの『おはよう』の声が小さくても、タッチが力強いなら元気かな、、タッチが弱いとちょっと立ち止まってコミュニケーションとってみようかな、と、短時間でたくさんの情報を得られるのです。また、ひとりひとりに長い時間をかけなくても濃密なコミュニケーションが出来るので、もっとひとりひとりと関わりたいのに時間に追われている保育士さんには特にオススメです。
見ているよ、を確実に伝えるために
外出自粛で、親子で過ごす時間が長くなっているお父さん、お母さん。ずーっと子どもを見ているなんて、とても大変ですよね。短時間で、『見てるよ!』『素敵だね!』が伝わるハイタッチ、してみませんか?
- 当たり前のこともハイタッチ!
- スモールステップでたくさんハイタッチ!