触られることが怖くなくなるコツ

マタニティさん対象のタッチケア講座でいただいたご感想の中の、
『歯医者さんが、何も言わないで治療するとどう感じるかとか、何も言わないでうつ伏せにされたら赤ちゃんが嫌だとかお話が上手で良かったです。』というところを、補足します。


タッチケアをする前には
『始めるよ~』と声をかけて、
赤ちゃんに了解を得てから始めましょうね。

とお話ししています。


という事の例えで、

『歯医者さんの治療で、突然口の中に機械が入ってきたら不安になりますよね。

急に大人のペースでタッチケアを始めるのも、それと同じくらい赤ちゃんを不安にさせてしまうんですよ~』

というお話をさせていただいたのです。

『おてて拭こうね~』
『おむつ替えるよ~』
『シャンプーしようね』
『お鼻拭くよ』

こんな事って、つい黙ってやっていませんか?
私は、疲れてたり他のことを考えてたりして声をかけ忘れてこれらのことをすると、たいてい泣かれたり嫌がられたりします。

でも、一声かけると意外と受け入れてくれるんです。
信頼している相手でも、突然何かされるとびっくりしますよね。
でも、嫌なことでもあらかじめ言われていればがんばれる。
心の準備ができるんですね。

そして、嬉しいことをしてもらえるなら、先に言われればもっと嬉しい。

でも…


タッチケアしようと意気込んでも赤ちゃんにその気がないこともあります。

そんな時は、ちょっぴり残念な気持ちも大事にしつつ、
『またお互いの気持ちが合ったときにタッチケアしようね~』
と赤ちゃんの思いを尊重してあげてください。
大人も、誰かに自分の思いを大切にしてもらえた時は、

その相手に信頼感を持ちますよね。『タッチケアするよ~』と伝えて赤ちゃんの気持ちを感じとる

という数秒間のやり取りですが、
積み重ねていくことで、
赤ちゃんは自分以外の誰かを信じられる人に育っていくんです。

なんて言いつつ末っ子は、兄たちの習い事やら送り迎えやらで本人の意思なんて尊重されずに連れ回されているんですよね…。


だっこや授乳の時にたくさんスキンシップして、勘弁してもらおう!