存在まるごとを受け入れることから始まる支援

オキシトシン研究の第一人者である、桜美林大学の山口創先生が登壇されると教えていただき、日本BRM療法協会主催のオンラインセミナーに参加しました!

私はBRM療法とは無関係ですが、そんな人でも参加できるセミナーでした。

前日は発達障害の支援などをされている灰谷孝先生による、『子供と大人 見る力を育てる環境と遊び』というセミナーにも参加しました!

先生方お二人に共通しているな、と感じたことは、

相手がどうありたいか、を第一にして、支援する

ということ。

技術や知識を武器にして、『さぁ私がなんとかしてあげる!』『この技術でなんとかなる!』を前面に押し出したアプローチは、

施術する側が自動的に自律神経モードとなり、触れる手に力が入るのだそうです。

自分の目の前にいる人や子どもの存在丸ごと(良くも悪くもある様々な特性や感じ方)を、認め、受け入れた上で、

どんな身体で、どんな気持ちでいたいのか。

どんな状態だと心地よくいられるか。

ひいては、どんな人生を歩んでいきたいのか。

そういうことを丁寧なコミュニケーションと信頼関係で共有することによって、初めて

支援 や 触れ合い は成立するのだと

2日間の講座で繋がった時、

心が震えました。

ポコアポコカードでも、絵を見た印象や感想は否定しません。

考え方や感じ方は、その人の経験そのものです。

そう感じる理由が必ずあると、私は考えています。

その経験は、必ずしも本人が望んでいないことかもしれません。それでも、その事実を抱えて生きていく他ありません。

それを誰かに否定されたら、どんなに苦しいでしょう。

目の前の人の存在まるごとを、支え、応援できるできる者でありたい。

そう、改めて思いました。